負け犬ネット - MR通 - 気まぐれ絵日記 - 「熱狂の日」音楽祭2006レポート


 2006年5月3日(水)〜5月6日(土) 東京国際フォーラム(全館)
 2006年4月29日(土)〜5月6日(土) 丸の内・周辺エリア

モーツァルト三昧のゴールデンウィークでした
− ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2006
〜モーツァルトと仲間たち〜
レポート (2/2)


2006年5月5日(金)
 東京国際フォーラム(全館)3日目。

 この日は本当はTDLへ行く予定だったのですが、急遽延期となりまして、開いた時間を有効活用。今度はゆーだいを連れて行ってきちゃいました。もちろんこの日も、関連イベントへの参加のみが目的となります。

 こーだいとはベートーヴェンティアーデ室内管弦楽団を聴いた無料コンサート。ゆーだいとはIZUMINOTES(千代田区立和泉小学校ビッグバンド・クラブ)を聴きました。「スイングガールズ!」との感想を申しておりました。ロビーギャラリー1の特設スタジオでは、NHK-BS「親子で楽しもう!春のモーツァルト祭り」の生放送中継をやっていて、生高嶋ちさ子も見れました。

 ちなみにここ、東京国際フォーラムには、大晦日に東京ミレナリオで訪れているのですが、子供達はあまり覚えていないようでして、こーだいは言われて初めて思い出したようでした。ゆーだいの方はそれでも気が付かず、丸の内仲通りまで来てようやく分かったと言っていました。

キッズプログラム
 キッズプログラムへの参加も2回目となれば慣れたもの。★タミーノ(G409)「波乱万丈!天才モーツァルトの生涯」へも参加しました。
★パパゲーノ(D503)
「楽器をつくろう!
リサイクル工作」


ヴァイオリンを作りました。
★パパゲーナ(D502)
「CDケースに
お絵かきしよう!」


モーツァルトの横顔。
★タミーノ(G409)
★ザラストロ(G410)前
「パパゲーノの帽子作り」


お兄さんがお気に入りに。
★パミーナ(D401)
「みんなで弾こうきらきら星
初めてでも大丈夫!」


ゆーだいの方は、さすがに一人で弾く事は無理でしたが、講師の方に手伝って頂きつつ演奏する事がしました。

関連イベント
 最後は、丸の内仲通りから丸ビル会場を通って、東京駅ルートで帰りました。
モーツァルトに抱えられての記念撮影。

ネオ屋台村スーパークラシックスでお食事。

みんなで、馬車の絵を描いてます。




2006年5月6日(土)
 東京国際フォーラム(全館)4日目。

 遂に最終日。この日はヨメと有料コンサートの鑑賞がメインとなる日です。それに先駆けてまずはヨーゼフII世で行われる無料コンサートを鑑賞。自分もヨメもクラシックコンサートはほぼ初鑑賞ということもあって、予行演習も兼ねてじっくりと聴き入ってみることにしてみました。桐朋学園オーケストラです。
 チューニングがひと通り終了した後に挨拶となり、拍手で迎えるのですが、その時、

 ヨメ 「え?もう終わったの!?」

 「エ?」(汗)いま凄い発言を耳にしたような…。どうやらチューニングを本演奏と勘違いして聴いていたようであります。それも冗談ではなく本気らしい。そういえば言われてみれば少し前に、「あれ?いつの間にか始まってる?」とかボソっと囁いていたような気もします。きっとクラシックは高貴なモノという先入観からすごい感性の曲に聞こえていたんだろうなぁ。

有料コンサート
 演目もホールも色とりどりにチョイスして、鑑賞してきました。
NO.453 - salle van Swieten ヴァン・スヴィーテン(Hall D 7 - 222 places)
村治佳織(ギター) Kaori Muraji guitare
スンハエ・イム(ソプラノ) Sunhae Im soprano
ソル:「魔笛」の主題による変奏曲 作品9
ソル:セギディージャ
モーツァルト:アリア「恋とはどんなものかしら」(歌劇「フィガロの結婚」より)
 クラシック演目のホールでのコンサートとしては、これが初鑑賞となります。(この前が本当にクラシカルデビューで、高嶋ちさ子クロスオーバー曲のディナーショー形式でVTRやトークもありというものでした)
 今回のレアプログラムのひとつである、村治佳織のギターによるモーツァルト。直前になって演目が追加、順番も変更になったようです。相当予習してきたにも関わらず、一曲目から知らない曲が始まったので焦りました。しかし生の音というのも去ることながら、間近で演奏している姿を見ながら聴くのは新鮮でした。それとソプラノのスンハエ・イムも良かった。本日ホールA最終の416レクイエムにも出演するとの事で、これ当日券購入して行こうか悩んだのですが、結局無理せず止めてしまいました。
 ヨメは、演奏だけでなく少しくらい話したらいいのに―という感想を持ったようですが…前のがそうだったからなぁ。その手の演出を期待するのであれば、やはり高嶋ちさ子なのでしょう。
NO.413 - auditorium Amadeus アマデウス (Hall A - 5012 places)
ポワトゥ=シャラント管弦楽団 Orchestre Poitou-Charentes
飯守泰次郎(指揮) Tajiro Iimori direction
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K. 492 序曲
モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K. 551 「ジュピター」
 初の有料公演でのオーケストラ鑑賞となります。この交響曲 第41番「ジュピター」は、今回の「熱狂の日」本番へ向けて一番予習量が多い曲目でした。iTunesの再生回数もダントツで、第4楽章に関しては、色々なバージョンを合計して50回近く聴いていた計算になります。会場に入ってまず圧倒されたのはホールの広さです。5000人収容可能な空間が満席という状況は、映画館なんかとも比較になりません。ま、しかしクラシックの演奏を聴く環境としては、それもあまり好ましくはないようなのですが…
 その音質の良し悪しも、実際聴いてみた感想としては、音量が控えめに感じたくらいですか。これは座席が中盤位の位置だったのも影響しているのかも知れません。つか普段iPodで聴いている音量を高く設定し過ぎていたのかもっと思ってしまいました。これからはリアルさを追求してボリュームを絞ることにします。
 ヨメは、最初はあまり関心が無さそ気でしたが、最終的には良い曲だなとは感じたみたいです。「ジュピター」の意味を聞いてきたりしてましたから。
NO.436 - salle Sussmayr ジュスマイヤー (Hall B 5 - 234 places)
ディーヴァ・オペラ Diva Opera
ブライアン・エヴァンズ(ピアノ&指揮) Bryan Evans piano et direction
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K.588 (ピアノ伴奏版)
 初のオペラ鑑賞です。453もそうだったのですが、この公演も自由席だったので早めに開場待ちの列に並んで臨みました。このホールB5は実は2つが向かい合って存在していまして、その内のひとつはマスタークラスに割り当てられていました。場所と時間の兼ね合いから、そちらに参加後にハシゴしてくる人も多かったように感じました。(ある時間から一気に列が膨れ上がった)
 そして開演。早めに並んだ甲斐もあって、中央ブロック2列目で鑑賞できたのですが、このオペラ、ただでさえ舞台が近いのに加えて客席まで使用して進行するので、前(しかも目前!)から横から後ろからとリアルにサラウンドで聴こえてくるアンサンブル。これがまた凄い迫力なのです。まるで自分も舞台に放り込まれたかのような臨場感。もし最前列なんかだったりしたら、他の観客の反応も見れずにビビりまくりだったかも知れないと、ある意味ホッとしたりしてました。
 これにはさすがにクラシックに興味の薄いヨメも相当気に入った模様で、カーテンコールで出演者が挨拶に来る度に喜んで拍手していました。「ブラボー!」「ブラヴィー!」の声援を生で聞けたのも嬉しかった。

展示ホール(1) <ヨーゼフII世>
 無料コンサートをはじめ、各ブースでのイベントも存分に満喫しました。
5日の小学生(!)ビッグバンド。

6日のビルバオ合唱団。

本人も訪れたモーストリー・クラシックブース。


地上広場
 休憩地点として度々活用しました。人が多いのにくつろげる不思議な空間です。
いっぱい飲み食いしました。ネオ屋台村。

ナント2002風景等を大画面で鑑賞。

人気投票。NHK会場では40番に投票!

相田みつをミュージアム
 ミュージアムトークには参加できませんでしたが、館内を周っておみやげを購入しました。


2007年へ向けて

 「熱狂の日」音楽祭2006に関するアンケート調査への投票協力も完了しました。
 来年は、国民楽派(1860-1920)がテーマだそうです。



関連リンク
 東京国際フォーラムの公式サイトです。

LA FOLLE JOURNEE au JAPON - ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2006

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